4月2回目のねこいるは、夏野菜の植え付けと種まきを行い、庭にあるもので絵の具づくりを行いました🎨
とても良い天気の中、花や土や実をちぎって、自然に触れあったり、色を観察したりとのびのび楽しんでいただきました。
暮らしのものづくりコースでは、今後の教室で使う綿花や藍の種も蒔きましたよ🌱
はじめに野菜栽培に関する絵本を読んでから、庭へ。
みんなの大好きなナス科の野菜を中心に植え付けました。育った野菜は、夏に収穫してモチーフにしたり持ち帰ってもらいます。
種まきでは、「1ポットに○個種を蒔いてね〜」と算数も取り入れて計算したり数えたり…
絵の具づくりでは、プリントアウトした「ラスコーの壁画」を導入に見てもらい、2万年前の人たちがどんなものを使って絵を描いていたか考えてもらいました。
ラスコー壁画では、土や血やニカワや樹脂が使われているそうです。
血を絵の具にするというとみんなビックリ😳💦そりゃそうだ😅
でも、テンペラ画(卵使用)にしても、日本画(ニカワ=ゼラチンみたいなもの)にしても、動物性の糊は粘着力があるので結構絵を描くのに使われています。
手塚治虫も子ども時代に、墨汁と自分の血で絵を描いていたという話もあります。
絵の具のなかった時代でも、人は絵を描きたいと思って描いていた。
その時に行ったであろう創意工夫を遊びながら体験し、普段自分の周りにあるものがどれだけ便利なものなのかを感じてもらいたい、というねらいもあります。
表現を学ぶ上で「どんな絵や作品を作るか❓」というのも、とても大切なことではありますが、
「自分の体や暮らしは、どんなもので作られているのか❓」という視点も、その子の想いや感情や人生を深めてくれるのではないか❓と私は考えています。
なかなか子ども時代に自分の周りの世界がどれだけ恵まれているか、昔の人たちがどれだけ創意工夫や努力をしてこの暮らしが成り立っているか❓というのは分かりづらかったりもするのですが(特に、現代は大人が働いている姿を子どもたちが目の前で見ていないので、暮らしを作る大変さを子どもたちがイメージしにくいと思います)、非日常な作業を通して日常を振り返ってもらうきっかけになればな…と思っています。
自分の望む色の花や野菜を摘んですりつぶしたり、土をふるいにかけて糊で描いたり、描くためのペンも枝木を利用したり…
今回は、遊びながら表現を模索していただきました。
来月もまたたっぷりアートを楽しんでいきましょう😄✨