今回のプチ工作&お絵描きコースは、前回に引き続き、キャンバスにアクリル画を描いていきました🖼️
前回は、講師が塗りについてあまり説明していなかったので(前回で塗りまで進むと想定していなかったので🙇♀️)、初めに塗りについて説明しました。
小学校では、たぶん水彩絵の具での制作がメインなので、色を塗り重ねて描く「厚塗り」の感覚で描くのは、生徒さんにとって初めてかな?と思います。
なので、今回は自由に実験しながら、楽しみながら、厚塗りとはどういうものなのか探ってもらいました。
メディウムでモリッと画面の質感を表現したり、フォークや竹串で削ったり、パレットナイフや指で塗ってみたり…
「正しい描き方」や「上手く見える、見栄えの良くなる描き方」について教えることもできますが、私は安易に初めから型を教えない方が良いと考えています。
「基本が描けるようになってからオリジナリティを発揮していけば良い」という美術指導法を行なっているところは多いですが、私自身、型のことばかり考えて絵を描くことが楽しくなくなった人間なので、まずはゴールを自分で決めて描いてみる、「自分でどんなものを表現したいのか気付くための冒険」をしてもらいました。
前回に引き続き、生徒さんたちは色の塗り方に悩みながら手を動かしている様子でした。
厚塗りをすると下絵の線が消えるので、思い切って線が消えても塗るというのに抵抗があったり、細かい部分はどう表現して良いのか迷ったり…
ここはこうしたら良いよ〜と伝えながらも、作品のゴールは自分たちで決めてもらいました。
「作品の名前は何にする?」と聞くと、
「え⁉️作品に名前なんて付けるの😳❓」と驚かれたりもしましたが、
(そうだよ🤤絵にも名前ってあるんだよ)
それぞれ、いろんな気付きのある作品が完成しました。
また将来、ここをもっとこうしたいな…と思った時に、上からどんどん描き加えていけるのが厚塗りのいいところ。
今回の作品を飾りながら、何かまた気付きが生まれたら、更に冒険に出てみてくださいね🎨